リスク

更新日:2020年3月7日

唐突ですが、ある有名歌手の曲名で“リスク”というものがあります。

また、前述のコラムのように、長期分散投資を最も信仰するFP(FPによりさまざまなタイプがありますが・・)のバイブルとして読まれている洋書にピーター=バーンスタイン著の『リスク―神々への反逆』という名著があります。教科書的に擦り切れるほど読んでいて投資だけでなく、日ごろの生きざまにまで影響された素晴らしい本です。ぜひ機会があれば皆さん読んでみてください。


簡単に日本語でリスクというと、皆さんまずイメージするのは『危険』ではないでしょうか。もしくは、博打やなにかしらの犠牲を払って得るための投資的な、少々ヒリヒリとするような得体のしれない不安感がまず先に来ませんか。

実は、リスクとは金融や投資の世界では、『期待収益率のブレの幅の大きさ』のことを言います。では期待収益率とはなんでしょうか。それは特定の資産について将来にわたる運用により獲得することができる平均的な収益率のことを示します。例えば、銀行の定期預金や国債(債券)の場合、リスクがやや低いため期待収益率も低い。簡単に言えば、0.01%で運用していれば、殖えもしなければ損もしない。


一方で株式投資のようなリスクの高い投資商品の場合、リスク(不確実性)に対して、超過収益(リスクプレミアム)を臨むことから、こうしたリスク資産の期待収益率は高くなります。期待収益率が高くなるということでなんとなくわくわくするかもしれませんが、大きく増える可能性もあれば、大きく値下がりする可能性もあるということです。