車にかかる費用の節約法
先日セミナー参加者の方から「車にかかる支出を減らしたいのですが、どうしたらいいですか?」とご質問をいただきました。
支出見直しの基本は固定費を節約することですが、車も一度購入したら終わりではなく毎月様々な費用がかかってくるので、節約できると嬉しいですよね。
そこで今回は私も行っていた車にかかる費用の節約法をご紹介したいと思います。
1.車は認定中古車を購入する
認定中古車とは、正規ディーラーが年式や走行距離、コンディションなど一定の品質を保証した中古車のことをいいます。
価格は一般的な中古車より少し高くなりますが、しっかりと整備されている上に新車に近い手厚い保証がついているので、「新車には手が出ないけど、中古車は何があるか分からないから不安」という方にはおすすめです。
特に最近はコロナの影響で新車の納期が遅くなっているので、早く手に入る中古車の人気が高まっているそうです。
2.駐車場は多少離れても安いところを契約
これは毎日車を使う方にはおすすめできませんが、我が家は週末にしか車を使わなかったので、マンションの駐車場より1万円以上安い、徒歩8分程のところにある駐車場を契約していました。
駐車場までは自転車で移動して車に乗り換えれば時間がかからないですし、マンションの駐車場でも機械式だと結局は待ち時間があるので、移動が苦にならない方にはこの方法がおすすめです。
3.ガソリンは価格比較サイトをチェック
ガソリンを入れる時は、日々のガソリン価格が比較されているサイトをチェックして、行ける範囲にある安いガソリンスタンドで入れましょう。
また給油方法も、「ガソリンが少なくなったら満タン入れる」という方法よりも、「定期的に決まった金額分のガソリンを入れる」方法をとれば、資産運用の基本でもあるドルコスト平均法の効果で安くガソリンを入れることができますので、ぜひ実践してみてください。
4.思い切って売却する
週末のお出かけにしか車を使わないという方は、思い切って売却も検討してみてはいかがでしょうか?。
我が家では車にかかる毎月の支出(車体代、駐車場代、保険料、税金などを月割りにした金額)が約6万円だったので、引っ越しを機に売却し、車を使う時はカーシェアやレンタカーを利用しています。
公共交通機関が発達している地域でないとなかなか難しいですが、車を持たないことで月々の支出はかなり減らせるはずです。
5.売却時は同時査定で高く売る
そしてもし売却するなら、同時査定を利用するのがおすすめです。
これは複数の車買取業者に同じ時間に出張査定に来てもらい、その場で一斉に買取価格を提示してもらって、その中で一番高い業者に売却するという方法です。
「そんなことできるの?」と思う方もいるかもしれませんが、買取業者の営業マンによると実はよく行われていて、一社一社と個別に交渉するよりも、競合との同時査定の方が高い金額が出るそうです。
実際我が家もこの方法で、相場よりも数十万円高く売却することができました。
ただこの方法は、一番高い金額を提示した業者に必ず売るというルールを元に行われますので、確実に売却すると決めた後に行ってくださいね。
いかがでしたでしょうか?
どれを実践するかはその人の価値観によって異なると思いますが、こういった方法も参考にして、普段意外と気にしていない車の支出を減らしてみてくださいね。
FPアナウンサー
小原佳代子