年代別おすすめ運用法

私が講師を務めるマネーセミナーには20代~70代くらいの様々な年代の方に参加して頂きますが、50代以降くらいの方からはよく「この歳から資産運用を始めるのは無理ですよね・・・」と、諦めにも似たご質問をいただきます。

確かに資産運用の基本は『長期・分散・積立』と言われていて、セミナーでもそのように説明していますので、年配の方ほど「私には長期の運用なんてできない!」と感じてしまうのも無理のない話かもしれません。

ですが結論から言えば、50代、60代からでも資産運用は十分できます!

ただ年代によっておすすめする運用方法は異なりますので、今回は私が考える年代別おすすめ運用法をご紹介します。


一般的に、資産運用を行うための金融商品とリスク、リターンの関係はこのようなイメージになっています。


この中で『商品先物』や『FX』はリスクも高く、ギャンブル性が強い側面があるので、個人的にはあまりおすすめしていません。

逆に『預金』はリスクが低いもののほとんど増えないので、お金を全てここに置いておくのはもったいないと思います。

なので現実的にはその間にある金融商品で運用するのがおすすめですが、年代で分けるとすれば、おおむね20代~40代の若い方には『投資信託』を、50代以降の方には『貯蓄型保険』をおすすめします。

(これはあくまで私のざっくりとした見解であり、個人の資産状況や考え方によってもアドバイスは異なってきます。一つの考え方としてお読みください。)


【20代~40代に投資信託をすすめる理由】

それは金融庁の調査によると、資産運用の原則である『長期・積立・分散』の効果によって、毎月コツコツ20年以上投資信託の購入を続けた場合の運用成績は2%~8%になるからです。(国内外の株式・債券に分散した場合)

それに対して運用期間が5年程度の場合は元本割れしてしまう商品も多いので、多くの方が資産運用の目的とする老後の生活資金を貯めるまでに20年以上の猶予がある20代~40代には投資信託がおすすめというわけです。


また定年までの期間が長く、今後も定期的な収入が見込めるこの世代は、少しリスクをとって株で運用するというのも一つの方法です。

もちろんあまりリスクをとりたくないという方は、若いうちから貯蓄型保険に入っておくのもいいと思います。


【50代以降に貯蓄型保険をすすめる理由】

貯蓄型の保険というのは保険料が掛け捨てではなく、万が一の場合の保障と貯蓄を兼ね備えた保険のことで、終身保険、個人年金保険、養老保険、学資保険といった種類があります。

これらの貯蓄型保険は一般的に10年程加入していれば預金よりは高い利率でお金を増やしてくれるものが多いので、投資信託ほど長くは運用できないが、預金よりはお金を増やしたいという方におすすめです。


また保険の場合、自分に万が一のことがあった場合に残された家族に保険金が支払われますが、現金や株式などが相続税の対象になるのに対して保険金は法定相続人一人につき500万円までは非課税になるので、相続税対策としてもおすすめできます。



今回は年代で分けるとすればどの資産運用がおすすめかという観点でお話しましたが、先ほども述べた通りこれはあくまで私の考えに基づいた大まかな区分であって、実際には高齢でも株や投資信託でバリバリ運用されている方や、若いうちから貯蓄型保険に入って順調に資産を増やす方も多くいらっしゃいます。

大切なのはその方の目的や資産状況に合った運用法を見つけることですので、自分にどの運用法が向いているかはぜひFPなどの専門家に相談してみてくださいね!


FPアナウンサー

小原佳代子

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