家計簿のススメ

最終更新: 5月20日

こんにちは。突然ですが皆さんは『家計簿』をつけていますか?

普段セミナーなどでこの質問をすると、女性の方でも手が上がるのは多くて半分。平均すると2~3割くらいかなと思います。

ただお金を貯めたい、増やしたいと思った場合にまず取り掛かってほしいのは現状把握です。目標は決まっていても現状が把握できていなければ、どうやって目標にたどり着くのか道筋も立てられませんよね?そこで今日はお金のことを考える上で欠かせない家計簿について書いてみようと思います。

我が家では物心ついた時から母が家計簿をつけていた姿を見ていたので、私も子供の頃はお小遣い帳、大学で一人暮らしをするようになってからは家計簿を毎日欠かさずつけています。

長い間家計簿をつけていると、その方法にも紆余曲折ありまして・・・初めの頃は文房具屋さんで『家計簿』と書かれているノートを買ってきて、レシートを見ながら記入していました。

でもレシートを全て取っておくと財布がパンパンになってしまいますし、手書きで記入して月末に電卓で計算するというのが面倒でした。(“家計簿をつけている感”は出るのですけどね)

そこで今はスマートフォンの無料家計簿アプリを利用して、レジでお金を払ったらすぐにその場でスマホに打ち込んで、レシートは捨てるようにしています。そうすれば記入漏れがありませんし、レシートでお財布がパンパンになることもありません。月末にはアプリが勝手に収支を計算してくれます。

最近はレシートを撮影して送るとポイントがもらえる家計簿アプリもありますので、そういったアプリを利用して、いわゆる“ポイ活”を兼ねるのもいいですね。

ただアプリだけだとデータが消えてしまう心配があるので、一冊ノートを用意して、毎月の総収入と総支出、いくら貯蓄できたかという金額だけ記入しています。

この方法だったら家計簿初心者の方も始めやすいと思いますので、家計簿をつけていない方はぜひ参考にしてお金の現状把握をしてみてください。

家計簿をつけてみて黒字だった場合は、そのお金を貯蓄や積立に回すことができます。よく「月々いくら貯蓄したらいいですか?」というご質問をいただきますが、金額で考えてしまうと収入が減った時に困ってしまいますので、割合で考えて『手取り収入の2割』を貯蓄に回すのがおすすめです。

ただ「収入―支出=貯蓄」としてしまうと、どうしてもお金を使ってしまって貯蓄額を確保できなくなることが多いので、貯蓄分は先に確保しておいて、残ったお金でやりくりをする「収入―貯蓄=支出」という流れを作るのが貯蓄を増やすコツです。

そして家計簿をつけたらそこで終わりではなく、ぜひ定期的にバランスシートも作ってみてください。バランスシートというのは企業でいえば貸借対照表にあたるもので、資産と負債のバランスをみる表のことです。企業でも定期的に決算書を作成して財務状況を把握していますが、それと同じことが家計にも必要です。



個人のバランスシートは簡単なもので構いません。資産には預貯金の残高、株や投資信託の価格、保険を解約した場合に戻ってくる金額、自宅や車の時価を記入します。負債には住宅、車、ショッピングなどのローン残高を記入し、資産から負債を引いた額がそのご家庭の純資産になります。

ちなみに流動資産=すぐに現金に換えられる預貯金、株式、保険の解約返戻金などの合計は、2年分の生活費と同じくらいが目安です。

また純資産の目安としては、20代・・・年収と同じくらい、30代・・・年収の2倍、40代・・・年収の3倍、50代以上・・・年収の5倍くらいとされています。それくらいの純資産があればケガや病気、リストラなど万が一の事態にも対応できると言われていますので、少なくとも1年に1回はバランスシートを作成して、目標額に届いているかどうかチェックしてみてください。

その上でローンの負担が大きすぎて純資産が大幅なマイナスだったり、家計簿をつけて無駄な支出を抑えたと思っていても毎月赤字だったりする場合は、早急に対策を取らないと家計が破綻する恐れがあります。なるべく早くファイナンシャルプランナーにご相談くださいね。

いずれにしても、家計簿とバランスシートの両輪で家計の現状を定期的に把握して、人生100年時代のマネープランを考える第一歩を踏み出しましょう!

FPアナウンサー

小原佳代子

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