初春の令月、気淑しく風和らげば

桶屋がもうかる。改元のニュースに市井が沸き返っておりますが、令和の出典は現存する日本最古の歌集『万葉集』で、梅の花を詠んだ歌を集めた序文「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」からだそうです。このセンテンスで思い出したのが、何故か源氏物語の朧月夜の歌った大江千里の和歌「照りもせず曇りもはてぬ春の夜の朧月夜にしくものぞなき」と、『風が吹けば桶屋がもうかる』の諺で、改元ブームに湧くこの春の令月に相応しい景気のいい話題を一つ。