コロナ禍での家計の見直し

以前『家計簿のすすめ』という記事を書きましたが、「コロナ禍で収入が減ってしまい家計のやりくりが大変」という声を最近よく耳にします。そこで今回は家計の見直し方法について書いて

みようと思います。

はじめに、家計の見直しは①固定費金額が大きいものから行うのが効果的と言われています。なぜ固定費から見直すかというと、毎月必ず支払う費用は口座からの引き落としになっている場合が多く、内容をあまり意識していないからです。ただその分一度見直しをして節約できれば、その後自動的に毎月支出を減らすことができます。

では金額が大きい固定費といえば何でしょうか?一つは住宅ローンです。住宅ローンを組んでいる方は借り換えによって負担が軽減できないか検討してみるのがおすすめです。

ただ少しでも金利が低いローンに借り換えればいいかというと、そういうわけではありません。一般的には金利差が1%以上、返済期間が残り10年以上、ローン残債が1,000万円以上ある場合は借り換えた方がお得と言われています。

ちなみにこの条件に当てはまらなくても、コロナの影響で返済が厳しくなった場合には柔軟に対応してくれる金融機関が多いので、まずは金融機関の担当者に相談してみてください。返済に困ったからといって消費者金融などでお金を借りて住宅ローンの返済に充てるのは厳禁です!

そして上記の条件に当てはまる方でも、借り換えを行う場合には保証料や事務手数料といった諸費用が数十万円程かかってきますので、諸費用を払ってでも借り換えを行った方がお得かどうか、しっかりとシミュレーションをしてみてください。

そして次に金額が大きい固定費といえば・・・意外に思われるかもしれませんが、実は保険料なんです。生命保険文化センターの調査によると、一世帯当たりの保険料は平均で年間38万2000円(月々約31,800円)で、この保険料を30年間払い続けるとすると、総額で1,146万円にもなります。これだけ大きな金額にも関わらず、加入している内容をきちんと把握できていない方がとても多いんですね。必要な保障はライフステージによって変わりますし、新しい保険商品もどんどん出てきているので、これをきっかけに一度見直してみるといいと思います。

ちなみに保険料の目安としては月収の10%以内が目安と言われていますので、それ以上に支払っている方は必ず見直しを!

見直しをした結果不要と判断した保険は解約して生活費に充てるという方法もありますが、「保障は必要だけどコロナで保険料の支払いが厳しい」という場合には、保険料の払込猶予分割払いなど柔軟に対応してもらえる場合が多いので、一度保険会社へ確認してみてください。

その他に節約できる固定費といえば、携帯電話料金光熱費が挙げられます。携帯料金の見直し方法としては言うまでもなく格安SIMに切り替える方法ですね。私も20年間大手キャリアで携帯電話を契約していましたが、先日いわゆる“2年縛り”が解けたのをきっかけに格安SIMに切り替えたところ、月々2,500円の節約ができました。ただ通話時間が長い方や、サポートの充実を求める方は大手キャリアの方が向いている場合もありますので、ご自分のライフスタイルに合っているかしっかりと検討した上で決めてください。

そして光熱費ですが、総務省の調査によると1カ月の光熱費の平均は2人世帯が15,501円、3人世帯が17,423円、4人世帯が17,778円となっています。なので平均よりも高かったご家庭は見直しの余地があるかもしれません。

光熱費の節約のためにはお得な料金プランへの乗り換えがおすすめです。現在は電気・ガスの自由化によって各社が競い合って様々な料金プランを打ち出しています。それらを比較して検討できるサイトなどもありますので、一度覗いてみてください。

また夏はエアコンの電気代が多くかかりますが、例えば昼間なら約30分、夜間なら約20分以内の退室の場合にはエアコンを付けっ放しにした方が電気代がかからないそうです。その他にも知っているだけでストレスなく省エネできる方法が資源エネルギー庁省エネポータルサイトに載っていますので、こちらもチェックしてみてください。

固定費を見直すためには色々と下調べや手続きが必要なため面倒に感じて後回しにしてしまいがちですが、一度仕組みを作ってしまえばその後は自動的に節約することができるので、長期的な効果が見込めます。コロナ禍で減ってしまった収入分を補うためにも、この機会に少し頑張って家計の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

FPアナウンサー 

小原佳代子


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